ターク
【タルシュ】
鷹。密偵のこと。
タアルズ/タールズ
【ロタ】
遊戯盤を使う競技。
タァン
【ロタ】
吹雪よけの小屋。
隊商会堂 [たいしょうかいどう]
【ロタ】
赤い煉瓦積みの大きな建物。
タィ・ススット
【ロタ】
短いススット。ススットという賭けごとのうち、ひと晩で終わるようなもの。
→ススット
大天災ノ告 [だいてんさいのこく]
【ヨゴ】
大天災が迫っていることを告げる宣言。
大南御門 [だいなんごもん]
【ヨゴ】
宮殿と<扇ノ中>をくぎる外郭の中央にそびえる門。
→扇ノ中
太陽宰相 [たいようさいしょう]
【タルシュ】
タルシュ帝国の政を担う者。皇帝の右腕。
太陽ノ門 [たいようのもん]
【タルシュ】
タルシュ帝国の帝都ラハーンにある門。
→ラハーン
タカウの涸れ谷 [―のかれだに]
【ロタ】
峡谷の名前。太古、神々が足踏みをして踏み割ったという言い伝えがある。
鷹ノ旗 [たかのはた]
【タルシュ】
ラウル王子が城にいることを示す旗。カル・ゴウル<北の城館>の塔に揚げられる。
→カル・ゴウル
ダカム商店
【ロタ】
商店の名前。頭はトキアン。
タク・ホル
【ロタ】
青い海。オクル通りにある馬宿の名前。
→オクル通り
タサル
【カンバル】
ベランダ。
タジャ
【ロタ】
煙草。
タジャム
【ヤクー】
植物の一種。その根は、すりつぶして樹脂を混ぜると、眠っている者の夢を操る呪香になる。
タタン
【ロタ】
太陽石。宝石の一種。
タッカ・ドルラ
【ラッシャロー】
島つきの民。ラッシャローから見たサンガル人のこと。
→ラッシャロー
タックガ
【川】
亀川。亀岩という岩がある。
タボ
【ヨゴ】
土の中にいる小さな虫。糸を使って釣ることができる。
魂帰し [たまがえし]
【サンガル】
<ナユーグル・ライタの目>をホスロー岬から落とす前に行われる儀式。
→ナユーグル・ライタの目
魂寄せ [たましいよせ]
【ヤクー】
身体から抜けた魂を、身体に戻す呪術。目印にススキの穂の呪具を使う。
魂呼ばい [たましいよばい]
【ヤクー】
<生命>から遠く離れ、迷ってしまった<魂>を呼び戻す呪術。
魂飛ばし [たまとばし]
【ヤクー】
呪術の一種。魂を身体から飛ばす術。
タマル街
【ヨゴ】
街の名前。
タム
【タルシュ】
腕。
タラー・ウチャム
【海洋用語】
島のない海。ナヨロ半島・サンガル半島からもっとも近いカルシュ諸島までのあいだの、島のない海域のこと。
タラノ平野
【平野】
ナヨロ半島に広がる平野。新ヨゴとタルシュの緒戦が行われた地。
ヤクーたちがタラ・ノ<広い野原>と呼んでいたことからついた地名。
タル・クマーダ
【ロタ】
陰の司祭。
タルシュ帝国
【国】
南の大陸にある、強大な帝国。周囲の国々を次々に枝国(属国)にしてきた。
→枝国
タルの民
【ロタ】
タルとは陰という意味。かつて、タルハマヤ神を祭り、最高の栄華を誇ったシウル氏族の子孫。
タルハマヤ
【ロタ】
ロタの神。
タルファ
【サンガル】
紅炎石。高貴な宝石とされている。貴族や王族がもつ。
タルム
【ヨゴ】
アーチ。
タル・ユタラ
【タルシュ】
道の終わりまで来た者。王族以外の出身である者が登りつめられる最高位、宰相となった者の印である金の薄板のこと。
タワン
【ヨゴ?】
植物の一種。つややかな薄緑色の葉をもつ。
ダン
【ヨゴ】
時間の単位1ダン≒1時間
タンガル
【ヨゴ】
西の温泉街。
短槍 [たんそう]
【カンバル】
短い槍。大人の肩くらいまでの長さ。
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チァリ
【ヨゴ】
福招き。鳥をかたどった赤い紙細工。新年を迎えた日、その年の福を願って南側の窓のところにつるすもの。
力授け [ちからさずけ]
【カンバル】
司祭に行ってもらう儀式。
チキ
【カンバル】
カンバルの武術。攻撃と防御が一体となった実践的な体術。
チャアム
【サンガル】
酒の肴。小魚をさばき、身と内臓をたたいてから、ピリッと辛い香辛料につけて作る。
チャク
【サンガル?】
舟虫。
チャ・コチ
【ヤクー】
西の峰。
チャズ
【ヨゴ】
餅菓子。口あたりのよい衣のなかに、ラフル(柑橘系の果実)の果汁を入れたもの。
南の大陸のヨゴ人が好んで食べる。
→ラフル
チャツ
【ロタ】
しびれ薬。希少な草からごく少量しかとれない秘薬。
「チャッタ・ラ・ドロ?」
【ラッシャロー】
ラッシャロー語で、「うけるか、やめるか?」という意味。
チャル
【サンガル】
通貨の単位。10チャル=1ジャー。
チュク
【ロタ】
発酵酒。
ヂュチ・ロ・ガイ
【ヤクー】
土の民。ナユグの生物。
→ナユグ
チュナム海流 [―かいりゅう]
【―】
ヤルターシ海の海流のひとつ。
チュヤル
【ヨゴ】
しびれ薬。
チュロン港
【ヨゴ】
新ヨゴ皇国で最大の港。
チョ
【ヨゴ】
根切り虫。甲虫。口が大きなハサミのようになっていて、木の根を食い散らす。
朝見ノ儀 [ちょうけんのぎ]
【ヨゴ】
皇族以外の、身分の低い家臣たちの前に、新たな帝が姿を現す儀式。
チョウル
【ヨゴ】
煙香木。乾燥させて粉にし、紙巻き香にして、煙を楽しむもの。
チョッサ
【サンガル】
果物の名前。あまずっぱい。
チョル
【ヨゴ】
チョウルに同じ。南の大陸のヨゴ語ではこう発音する。
→チョウル
チル・カル
【カンバル】
小さな兄弟。ティティ・ラン<オコジョを駆る狩人のこと。
→ティティ・ラン
沈黙の誓い [ちんもくのちかい]
【ヤクー?】
決して他言しないという誓い。唇に左手の小指をあてる。
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ツアラ・カシーナ
【サンガル】
船の魂。サガン諸島のアマライ島民は、ヤルターシ・コゥ・ラーをこう呼び、幼いころからずっと船上で育てる。
ツアラ・カシーナが襲撃をまかせられるくらいの年になると、船ノ頭になる。
→アマライ島
→ヤルターシ・コゥ・ラー
ツーラム港
【ロタ】
港町の名前。
月立ノ粥 [つきだちのかゆ]
【ヨゴ】
月のはじめの日、<月立ノ水>で炊く粥。また、その儀式。通常、帝と聖導師だけが食べる。
→月立ノ水
月立ノ水 [つきだちのみず]
【ヨゴ】
月のはじめの日、帝が夜明けとともに起き、宮の奥にわく泉からくむ水。
帝はこれを、国の繁栄を祈りながら柄杓をふって飛ばす。さらに、手桶に1杯持ち帰って粥を炊く。
→月立ノ粥
月ノ野丘陵 [つきののきゅうりょう]
【ヨゴ】
丘陵の名前。南側に広がる野原はかつて稲田だったが、稲の病気が発生したため捨て置かれ、草地になっている。
償い行 [つぐないぎょう]
【カンバル】
何か重い罪を犯し、その罪を償う前に死んでしまった肉親や恋人の罪を償うための苦行。
他人によい行いをする旅をすることで、罪を犯した者の魂を救う。
償い行者 [つぐないぎょうじゃ]
【カンバル】
<償い行>を行う者。行をしている最中だということを示すため、女が男の服をまとったり、赤い布を頭にまいたりする。
粒蜂 [つぶばち]
【ロタ】
トッツの樹液に群がる蜂。
→トッツ
坪 [つぼ]
【ヨゴ】
区画。
坪長 [つぼおさ]
【ヨゴ】
坪の管理責任者。
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ティカ・ウル
【?】
さかさ狩り。
→トック
→ウラ
ティティ・ラン
【カンバル】
オコジョを駆る狩人。
→チル・カル
天道 [てんどう]
【ヨゴ】
古ヨルサ王国の時代からつづく、ヨゴの宗教・学問。この世とあの世の理をつかさどっている。
天道では、世界を、今ここにある世界と、神の支配する天界、魔物の支配する魔界からなると考える。
天ノ神 [てんのかみ]
【ヨゴ】
ヨゴ人の信仰する神。
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トアラ・ヤルターシ・ナー
【サンガル】
本物の海の民。ラッシャローが自分たちのことをこう思っている。
→ラッシャロー
トイ
【ヤクー?】
仲間。
トウ
【ロタ】
木の一種。
トウィカム
【カシャル】
技くらべのこと。
トゥ・カル
【カンバル】
大きい兄弟。牧童のこと。
→牧童
トゥクマ
【海洋用語】
冬風。冬季に北の大陸から海に向かって吹く風のこと。
トウス
【ヨゴ】
木の一種。春になると、たわわに白い花をつける。
トウハタ山脈
【山】
新ヨゴ、サンガルに連なる山々。東トウハタ山脈と、西トウハタ山脈とがある。
トゥ・ラン
【カンバル】
大きい狩人。人間のこと。
トゥル
【タルシュ】
盤上遊戯。
トウル
【ヨゴ】
ヨゴの暦で、雪どけノ月。
遠畑 [とおはた]
【ヨゴ】
集落の名前。住む人の多くはヤクーの血を引いている。
トーロ
【?】
拡声筒。
トカ・ア・グル
【タルシュ】
遠くを見る目。遠眼鏡のこと。
トガル
【カンバル】
毒草。ただし、トガルの葉を水に濡らしてまぶたをなでると、暗闇でも周りがよく見えるようになる。
都西街道 [とせいかいどう]
【ヨゴ】
新ヨゴ皇国の街道のひとつ。光扇京からサンガルに向かう街道。
トソル街
【ヨゴ】
街の名前。
トック
【?】
的。ティカ・ウル<さかさ狩り>で、敵の攻撃の的になり、敵の居場所をウラ<射手>に示す者。
→ティカ・ウル
→ウラ
トッコ
【ヨゴ】
甘い芋で作った団子。
トッツ
【―】
植物の一種。その樹液からトッツアルが作られる。
→トッツアル
トッツアル
【―】
薬草酒。トッツの樹液から作られる。
→トッツ
トド草
【ヨゴ】
薬草の一種。つわりによく効く。
トトラ
【?】
幸運を呼ぶという星。
トノル島
【島】
ヤルターシ海に浮かぶ島。
トブリャ
【ヨゴ】
魚の一種。青弓川で生まれ、いったん海に出るが、産卵のときにはまた川をのぼってくる。
鳥追い
【ヨゴ】
稲穂に寄ってくる鳥を追い払うため、鳴子をつけた縄を繰り返し引っ張り続けること。農村での子どもの仕事。
鳥影橋 [とりかげばし]
【ヨゴ】
青弓川にかかる、平民用の粗末な橋。
→青弓川
鳥鳴川 [とりなきがわ]
【ヨゴ】
光扇京の東側を流れる川。二ノ宮の排水が流れこんでいる。
→光扇京
トルアーン
【タルシュ】
300人部隊長。
トルアン
【ロタ】
北部の毛皮が集まってくる市場。
ドルガ
【ヨゴ】
植物。ドルガの根は、呪いがけに使われる。もとは、南のヨゴ人の呪術。
トルガル
新ヨゴ皇国を建てた人物。聖祖トルガル帝。
南の大陸にあるヨゴ皇国の皇子だったが、ナナイの助言により、ナヨロ半島に渡って新ヨゴ皇国を建てた。
また、ナヨロ半島の水妖を退治した。
→新ヨゴ皇国
→ナナイ
トルチャ
【ヨゴ】
面影。故人の面影を墨で描いた細い板。<里の守り>に初穂を供えに行く際、一緒に社に納める。
→里の守り
トント草
【ヨゴ】
植物の一種。すりつぶすと青臭い嫌なにおいがするため、これを塗っておくと蚊が寄ってこない。
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